CBNの未来
CBNの未来
CBN(カンナビノール)という名前を聞いたことがありますか?
CBDと並んで注目されるこの成分は、リラックスや睡眠に良い影響があるとして、近年多くの人に選ばれています。ですが、その一方で「規制されるのでは?」という声もあります。
この記事では、CBNの現在・未来を分かりやすくまとめながら、厚労省はCBNをどのように見ているのか、また著者の意見を通じて一緒に考えていきます。
CBNは、麻(ヘンプ)に含まれる100種類以上ある成分の1つです。しかし、その量は1%未満とごくわずかです。もともとは、麻に含まれる「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という成分が、時間が経ったり光や空気にさらされたりすることで変化して生まれる成分です。(酸化)
CBNは「マイナーカンナビノイド」や「レアカンナビノイド」と呼ばれることもあり、他の成分と比べてまだ研究の数は少ないですが、1896年代頃から存在は知られています。
一般社団法人Green Zone Japanや株式会社VMCを中心に、2023年10月から11月にかけてCBN利用者にオンラインでのアンケートを実施しました。
男性391人75.9%
女性124人21.4%
合計515人
健康目的174人34.2%
嗜好目的124人26.7%
どちらも199人39.1%

喫煙(VAPEやプリロールなど)による摂取方法が約4割を占めており次に人気なのが食品・飲料(グミやドリンク)による摂取方法であることがわかります。

使用目的の質問に健康上の目的で使用している方に対して行われた質問によると不眠・睡眠障害や不安、うつとなどの症状によく使用されていることがわかります。
CBNには、ごくわずかながら“精神的な高揚感”を与える作用があります。このため、日本の厚生労働省では、同様の作用を持つ成分に対して規制の対象とする方針を取っています。
実際、2023年にはTHCVという成分が、「精神作用は弱い」にもかかわらず一括で規制対象になった事例があります。これにより、それまで合法だったCBD製品の一部も販売ができなくなりました。
CBNも今後、使用者の急増や健康被害が出た場合には、規制される可能性があると見られています。ただし、現在のところ、厚労省も「有効な使い方があるならすぐに禁止しない」という考え方も持っているようです。
たとえば、てんかん治療などに使われていたTHCVに関しては、「特定の医療用途に限って使える仕組み」が導入されました。このように、正しい使い方をすれば守られる道もあるということです。
CBNの未来は、法律や政治だけで決まるものではありません。私たち事業者や使う側のマナーや正しい知識が、CBNの未来を左右します。
たとえば、
・初めての方は少量から始め、過剰に摂取しない
・商品の成分をよく確認する
・医師や専門家に相談する
・信頼できるブランドから商品を購入する
・アルコールとの同時摂取は避ける
また、現在道路交通法(道交法)にはカンナビノイド摂取後の運転を禁止する法律はありませんが、今後カンナビノイド摂取後の重大な事故が発生した場合は、アルコールと同じように運転を規制される可能性があります。
この規制に関して私は賛成ですが、厚労省は道交法を整備するよりCBNを規制したほうが良いと考えると思います。
そのような事故を防ぐ意味でもカンナビノイド事業者の自浄努力やユーザーへの正しい知識を広める事が大切だと考えます。
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20歳未満の方には販売をしておりません。
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摂取後の運転はお控えください。
NO THC
法律改正後新基準に適格した原料を使用。